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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国のブラックフライデーにウェルネス&ビューティ商品が売れた理由

公開日: 更新日:

 ウェルネス関連では、ポータブルのマッサージ器、ヘルシーなジュースが手軽に作れる小型ブレンダー、ウォーターピックなどが注目。ビューティではメークからスキンケア商品までが、プチプラからデパコスまで幅広く売れたということです。

 こうした商品の売り上げが伸びたのは、消費者が現実逃避の1つとして購入したからと見られています。世界が厳しい状況に直面し、自身の経済状況も良くない中、手頃な価格のウェルネス商品でセルフケアすることが、リラックスしたりメンタルを保つために重要だというのです。この傾向は男女問わず共通しています。またメークも気分を明るくするために必要不可欠であり、今やウェルネスの一環として考えられていると、専門家は述べています。 

 かつて、経済的に苦境に立たされている時の女性の購買力は「リップスティック指数」と呼ばれていました。
長引くインフレや債務の増加など、まだまだアメリカ経済に逆風が吹く中、ウェルネス&ビューティ商品は、今後さらに注目を集めそうです。

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