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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

被災地では薬剤師仲間のつながりが大きな助けになった

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 JMATでの私の活動は2月9~13日の5日間でしたが、その活動中に県の薬剤師会から派遣要請があり、中3日で17~21日の5日間、新たに珠洲市で活動することが決まりました。珠洲で驚いたのは、つい先日紹介いただいた石川の薬剤師さんが、われわれ薬剤師会の活動拠点のすぐそばの病院で支援活動を行われていたことでした。さらに、10年来お世話になっている薬剤師さんの部下もその病院で活動中でした。

 各グループのリーダー同士は、連日の会議などで情報交換していますが、末端ではあまり行われていないものです。これは平時の業務でも同じかもしれません。管理職同士が話し合うのも大切ですが、別の部署でも実際に活動している一人一人が顔を合わせ話すことによって、お互いを思いやることもでき、円滑に業務が進むこともあると思うのです。ちなみにこの時、われわれも知らなかった自衛隊の“お風呂情報”なども教えていただき、みんなで湯船に漬かって疲れも一気に吹き飛びました。一生忘れられない思い出です。

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