「ギャンブル依存症」体験記(1)世間にウソの顔を見せながら“やっちゃいけないこと”に手を出して…

公開日: 更新日:

野原広子さん(フリーライター/67歳)

 ドジャース・大谷翔平(29)の専属通訳だった水原一平被告(39)が違法賭博に手を染め、それによって膨らんだ借金返済のために大谷の口座から巨額のお金をだましとっていた事件の騒動はいまだに続いている。水原被告は「ギャンブル依存症だ」と告白したとされる。ギャンブル依存症(病的賭博)は誰でもかかる可能性がある病気だ。その恐ろしさを“経験者”の野原広子さん(67)が語る。

 水原被告が大谷選手の口座から不正送金した金額が最初は6億円とされていたのに、じつは24億円だったと報道されたとき、多くの人は驚きの声を上げました。でも、ギャンブル依存症だった私からすると、不思議ではありませんでした。

 自分のお金だけでギャンブルを楽しむのは趣味。依存症になると、世間にポーカーフェース=ウソの顔を見せながら、“やっちゃいけないこと”に手を出してまでギャンブルをしてしまうのです。大谷選手ほどの大金を持つ人の口座を自由にできる状況なら、6億円じゃ済まないですよ。

 水原被告は逮捕されてホッとしていると思います。これまでマスコミに持ち上げられ、周囲にウソの顔を見せながら、裏では借金に追われ、ずいぶん苦しんでいたはず。今はその苦しみから逃れられたのですから。彼をかばうわけではありませんけどね。

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