運動習慣による“天然のコルセット”で施術後は順調に回復

公開日: 更新日:

 改めて診察すると、主病名は椎間板ヘルニアで、副病名は椎間板変性症という結果となりました。そしてこの腰の痛みは、もともと持っている痛みであり、治療する部分ではない可能性、さらには治療効果は限定的であり80%程度であることを説明した上で、椎間板セルゲル法を1カ所に実施しました。

 幸いにも早くも1週間後には効果が表れたようで、治療したその日には痛みを訴えていた箇所が全体的に軽くなったとのことでした。そしてその改善の状況は月日を追うごとに良くなり、3カ月後には「順調です!」という喜びの報告をいただける結果となったのでした。

 引き続き水中ウオーキングは積極的に行っているとのこと。腰痛予防の観点から筋力の維持とそのための運動は重要であり、腹筋や背筋は“天然のコルセット”であると、この方を通じて改めて確信したのでした。

 特に水中ウオーキングはお勧めです。通常のウオーキングに比べ、水中のため浮力があり、足や腰に負担が少ない上に、短時間で運動量をしっかり確保できるためです。

 しばらくして電話で連絡を差し上げたところ、ご本人はあいにく外出中。しかし奥さまから、変わりなく活動的に過ごされている様子を伺ったのでした。

(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲