著者のコラム一覧
東敬一朗石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任。薬剤師

1976年、愛知県生まれの三重県育ち。摂南大学卒。金沢大学大学院修了。薬学博士。日本リハビリテーション栄養学会理事。日本臨床栄養代謝学会代議員。栄養サポートチーム専門療法士、老年薬学指導薬剤師など、栄養や高齢者の薬物療法に関する専門資格を取得。

湿布を貼ったあとは「紫外線」を浴びないように注意する

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 予防策としては、直射日光を避けることが最も有効です。帽子をかぶったり、長袖、長ズボンを着用するなどが挙げられますが、後者は特に夏場で気温が高いときには難しいこともあるでしょう。そういった場合には日焼け止めクリームを塗るなども有用です。いずれにしても、湿布を貼った部位を紫外線から守ることが重要となります。

 ちなみに、こういった対策は湿布を貼ったあと、最低4週間は続けていただきたいのですが、湿布は一定期間貼り続けるケースが多いでしょうし、4週間以上たったら絶対に大丈夫というわけではありません。ですから、湿布を使う以上は常に紫外線対策を心がけるようにしましょう。

 そして、湿布でなければ大丈夫というわけでもありません。ゲルや液体といった塗り薬としてこうした消炎鎮痛薬の成分が含まれていることもありますから、一度ご自身が使っているものの成分を確認することをお勧めします。

 ジクロフェナクナトリウムが含まれる外用剤はドラッグストアなどでも市販されていて、当然、同様の注意が必要です。また、ケトプロフェンとジクロフェナクナトリウム以外の成分でも光線過敏症が起こる可能性はあります。たかが湿布かもしれませんが、クスリである以上は副作用のリスクはあります。そうでなくても過剰な紫外線は有害です。老若男女関係なく、紫外線対策はとても大事です。

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