(4)真夏なのに「春」と答え、ここがどこかもわからない

公開日: 更新日:

 いやがる母をなんとか車に乗せてN病院へ連れていき、その後N病院から紹介されたものわすれ外来のYクリニックへ。記憶を中心とした認知機能障害について調べる「長谷川式簡易知能評価スケール」による質問で、今は真夏なのに「春」と答え、ここはどこですかという問いに答えられず、暗算が得意だったのに「100引く7は、そこから7を引いたら」という問題がまったく解けない母を見て再び衝撃を受けた。おそらくレビー小体型認知症で間違いないだろうとの診断だった。

 本人が自発的に食事をしないことを重く見て、医師からは認知症専門医院での詳しい診察、結果によっては自宅療養でなく入院することを提案された。その場で専門医院へ連絡を取ってもらったが、混んでいるので当面、初診の予約が取れないとの返事だった。

 このままにしておいて母がちゃんと生きていけるとは思えない。「介護認定を受けよう。ヘルパーさんに通ってもらうなど適切なケアを受けよう」という私の提案が気に入らず、父親は介護認定だなんて恥ずかしくてとんでもない、他人が家に入り込むなど言語道断だと怒りまくった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  2. 2

    戸田恵梨香「地獄に堕ちるわよ」のヒットで世界進出へ…クリント・イーストウッド目指し「生涯現役宣言」

  3. 3

    とうとう下落に転じた高市内閣支持率…若者と女性の支持が「急落」した裏側

  4. 4

    ドジャースに「サイン盗み疑惑」再燃! 大谷翔平がまたも報復死球のターゲットに

  5. 5

    巨人阿部監督逮捕・辞任で父親世代に衝撃…他人事ではないDV逮捕と、AIが“相談相手”で問われる父親の存在意義

  1. 6

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  2. 7

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 8

    巨人・阿部監督は解任不可避…長女への暴行で現行犯逮捕、“パワハラ気質”が最悪の形で露呈

  4. 9

    萩本欽一(13)母のおかずはみんなが残した魚の骨「真っ白になるまでしゃぶっていた」

  5. 10

    出口夏希の初醜聞にファン失望…“不祥事男”伊藤健太郎との「お泊り愛」報道で巨額違約金の可能性も