著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

介護で心身をすり減らす前に地域包括支援センターを大いに頼ろう

公開日: 更新日:

 中でも社会福祉士は福祉や医療の相談・援助を幅広く担い、初めての介護でわからないこと、不安などを受け止めつつ問題解決のための支援やアドバイスをしてくれる心強い存在だ。

 たとえば「高齢の親が転んで骨折した」と相談すれば、その後に考えられる要介護認定申請を考慮し、「〇〇病院なら申請に必要な意見書を書ける医師がいる」「介護認定前でも利用できるサービス(ショートステイなど)がある」など、的確かつ素早い対応が期待できるだろう。

 また、この社会福祉士という存在は病院の医療相談室などにも在籍し、「医療ソーシャルワーカー」の名称で患者とその家族のサポートを行っている。その内容は入院・通院中に要介護申請の手続きをしたい、回復期リハビリテーション病棟に転院したい、医療費の減免に関する相談など多岐にわたる。

 病院勤務の医療ソーシャルワーカーは周辺病院や介護施設との接点も多いので、退院後の生活不安についても対応してくれる。もちろん、現在入院している病気やケガのことで、主治医や看護師に聞きづらいことを相談することもできる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます