著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

介護で心身をすり減らす前に地域包括支援センターを大いに頼ろう

公開日: 更新日:

 中でも社会福祉士は福祉や医療の相談・援助を幅広く担い、初めての介護でわからないこと、不安などを受け止めつつ問題解決のための支援やアドバイスをしてくれる心強い存在だ。

 たとえば「高齢の親が転んで骨折した」と相談すれば、その後に考えられる要介護認定申請を考慮し、「〇〇病院なら申請に必要な意見書を書ける医師がいる」「介護認定前でも利用できるサービス(ショートステイなど)がある」など、的確かつ素早い対応が期待できるだろう。

 また、この社会福祉士という存在は病院の医療相談室などにも在籍し、「医療ソーシャルワーカー」の名称で患者とその家族のサポートを行っている。その内容は入院・通院中に要介護申請の手続きをしたい、回復期リハビリテーション病棟に転院したい、医療費の減免に関する相談など多岐にわたる。

 病院勤務の医療ソーシャルワーカーは周辺病院や介護施設との接点も多いので、退院後の生活不安についても対応してくれる。もちろん、現在入院している病気やケガのことで、主治医や看護師に聞きづらいことを相談することもできる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する