認知症や大腸がんのリスク増…「腸漏れ」を改善させる食事のススメ

公開日: 更新日:

 また、悪玉菌のエサとなる白砂糖や人工甘味料の摂取は腸内環境を乱す要因になる。過度なアルコールの摂取、ビタミンD不足、睡眠不足も腸内環境を悪化させるという。

 腸漏れを改善させるには、なによりも食事の改善だ。1日3食バランス良く取るのは言うまでもないが、意識したいのが「食物繊維」の摂取だという。

「食物繊維は善玉菌の大好物とされ、腸内環境を整える働きがあります。『水溶性』と『不溶性』に分けられ、1対2の割合で取るのが理想とされています。納豆1パック(50グラム)に含まれる食物繊維は水溶性1.1グラム、不溶性2.2グラムと、まさに1対2の割合です」

 それに近いものに、トマト(0.3グラム、0.7グラム)、タマネギ(0.4グラム、1.0グラム)、アボカド(1.7グラム、3.9グラム)、オートミール(3.2グラム、6.2グラム)などがある(各100グラム当たり)。1日18~20グラムを目標に取り入れるといい。

 また、不足しがちなタンパク質の1日の摂取量は、体重1キロ当たり1~1.5グラムが目安とされ、体重50キロの人であれば50~75グラムになる。平島氏によると、1日につき納豆1パック、卵1個、ブロッコリー少々の3点セットを取り入れておくと、食物繊維とタンパク質をバランスよく手軽に取り入れられるというから試したい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…