(4)上司の立場にも気づいてもらう…外部の専門家のサポートが望ましい

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「気づいたことで相手に負の感情を持つことがなくなり、正直に自分の気持ちを話せるようになりました。もし、この気づきがなければ、すぐに辞めていました。そして、上司に小野先生の存在を話し、必要な時には先生に相談することを了承してもらいました。そのおかげで4年間仕事を継続することができたのです」

 小野所長によると、精神障害者の人は自分サイドで社会を見る傾向があり、相手の立場や考え方が見えなくなることが多いそうです。

「だからこそ、あなたの周りにはいろいろな人がいて、会社には役割があるなど、社会との結びつきを理解してもらうようアドバイスするのです。さらに、精神障害者は自己評価が低い人が多いため、褒めて見守ることも必要です。私たち専門家が50%のサポートをし、残りの50%は自分で行うよう励ましていくことで自信がつきます。自分の存在を肯定することができて、初めて社会性を身に付けることができるのです」(小野幸子所長)

 こういったサポートは簡単にできるものではないと小野所長は強調します。要所要所で適切なアドバイスをするためには、ずっと当事者に寄り添い、成長のプロセスに合わせてアドバイスする必要があるそうです。

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