青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

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 一方、NHLの場合、「治る可能性のある組織型と治りにくい組織型があり、それは国際予後指標によって予測されます」。5年生存率は「治る可能性の組織型」だと、組織型別で低リスクは73%▼低中間リスクは51%▼高中間リスクは43%▼高リスクは26%──となっている。

 一部で誤解されるのが、他のがんのリンパ節転移との混同だ。照井教授は「他のがんのリンパ節転移と違い、悪性リンパ腫はリンパ球(白血球の一種)が、がん化して起こる全身の病気です」と言う。原因はまだ100%解明されていないとも。その病によって「箱根を目指したい」という皆渡さんの夢もついえてしまった。

(取材=大家俊夫/医療ジャーナリスト)

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