(2)「おやつ」を習慣に…おすすめはヨーグルトやプリン
コンビニでは1人前サイズのおかずが多く販売されていますので、肉、魚、野菜、大豆加工食品などジャンルの違うおかずをそろえる。
サバ缶やイワシ缶など、缶詰を利用するのもいいですよ。味付けがされているので料理が苦手な人でも気軽におかずを1品増やせます。
ファストフード店でも、チーズ入りのハンバーガーやミルクシェークなどを選べば、タンパク質やカルシウム、エネルギー補給ができます。
ただし、市販の総菜やファストフードは塩分、糖分、脂質の取りすぎになりかねないので、過食や常食を避け、内容が偏らないようにすることが必要です。
さて、ここまでで食事がいかにフレイル予防に有効であるか分かっていただけたかと思います。
もしも、これを機会に食事内容を見直してみようと思ったのなら、ご自身のライフスタイルに合わせ無理せず、ストレスのないように食事内容の改善をしていただけたらと思います。
そして、さらに専門家の意見も聞いてみたい場合は、かかりつけ医、かかりつけ病院に所属する管理栄養士や大手薬局に所属する管理栄養士らに相談していただくとよいかと思います。
▽本川佳子 管理栄養士。東京農業大学大学院修了後、急性期病院勤務を経て在宅栄養管理を行う。2015年から東京都健康長寿医療センター研究所。