(1)自覚がないから大丈夫…は間違い 脂肪肝が引き起こす怖い病気

公開日: 更新日:

脂肪肝は肥満を招き、やがて肝硬変から肝臓がんへと進行します。しかし、怖いのはそれだけではありません。肝臓は呼吸に欠かせない横隔膜や食べ物の消化・吸収に欠かせない胃や十二指腸に挟まれた場所にあり、多くの血液を含んでいます。その肝臓に余分な脂肪が付着すると、横隔膜の動きを圧迫して呼吸が浅くなり、炎症が発生する。それが全身の炎症を増幅させ、睡眠時無呼吸症候群を重症化させる恐れがあるのです」

 脂肪肝により肝機能が低下して中性脂肪やコレステロールが増加すると、全身の血管壁にプラークが形成され、血流が悪化。動脈硬化や高血圧などを引き起こし、血管病を発症しやすくなる。

「血管病とは、具体的には脳卒中脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)、心筋梗塞、不整脈、腎臓病などのことです。また、脂肪肝が進行すれば、糖を含めた栄養素の代謝機能低下が起きるため糖の制御が不可能になる。肝臓に糖があふれて血液中に放出され、高血糖状態が続き糖尿病が進行します。高血糖状態は認知機能も低下させます。九州大学などの研究グループは、糖尿病診断の有無にかかわらず、高血糖やインスリン分泌能が低下した状態では記憶の形成に関係する海馬の体積が縮小すると報告しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深