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田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

(3)補聴器のニーズが高まって周辺技術も進化している

公開日: 更新日:

 もともとAirPods Pro2には、イヤホン難聴を防ぐために大音量を抑制したり、音楽の使用時間や音量をiPhoneで確認できたりする“耳の健康を守る機能”が備わっていました。今回のヒアリング補助機能は、その延長線上にある進化版といえます。

 耳鼻科医の中には「軽度の加齢性難聴ならAirPods Pro2の装用を勧める」という意見もあります。ただしバッテリーの持続時間が最大6時間と短いこと、日本での機能がまだ限定的であることから、現時点では補聴器の完全な代替には至っていません。

 それでも、こうした補聴器周辺技術の進化によって、補聴器を使うハードルが下がることが大いに期待されます。 =つづく

【連載】知らなきゃ損 補聴器最新事情

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