阪神の優勝で考える…自分はあと何年、生きられるか
それにしても「自分はあと何年生きられるのか?」は、多くの人にとって大きな関心事でしょう。誰でも医療や健康にかかわる情報には注目してしまいます。
一方で、世の中は怪しい情報であふれかえっています。
「医師の95%が推奨する○○」などといった得体の知れない宣伝文句もテレビの地上波で流れています。医師は全国に32万人いるわけですから、95%推奨ということは、30万人以上を対象に調査したのでしょうか? しかし、私も周りの医師たちもこんな話は全く知りません。
いい加減な情報がいっぱいありすぎて、何も信用できません。いまどき、シニアタレントさんの「あくまで個人の感想」の「体験談」をどれだけの人が信用するのでしょうか。
高血圧、高脂血症、高尿酸血症など、血液検査の数値にケチをつけられてクスリを盛られている人はたくさんいることでしょう。それ以外は元気な人は「あと10年は元気でいたい」と思っていると思います。
確率から言うと肺がん、心臓病、胃と大腸のがんには恐れおののいて検診は受けておきましょう。早めに治療すれば治る病気ですから。