阪神の優勝で考える…自分はあと何年、生きられるか
私の患者さんは心臓病ばかりですが、長年の経験から、人がどんなふうに死ぬのかなんて、全く予想はできません。
「あとどれぐらい生きられますか?」とよく聞かれます。自分だって何歳まで生きられるのかわかりません。でも、そんな質問をする人は例外なく身も心も元気です。具体的な心配事がないから、そんな質問ができるということもあるでしょう。
「100歳まで大丈夫ですよ!」と太鼓判を押してあげます。さらに、つけ加えて「今どきなかなか死ねないんです。死ぬって難しいんですよ」ともお伝えします。
高齢な方が「これからの生活どうしよう?」といろいろ悩んだ挙げ句、自宅から大きな建物の施設に転居する方がいらっしゃいます。「人里離れすぎで、交通の便が悪いし、友達もいないし」と、激しく後悔されています。
これまでの人生同様、先のことをあれこれ考えても、そのとおりになることなどありません。巨人軍は永遠に不滅でしょうが、どうせ我々は例外なくいずれ死にゆくのです。
今さらですが、いつ、どんなふうに死ぬか、人生最大の難問です。でも財務省の奸僚は、死んだら取られる「死亡消費税」なるものを企んでるみたいですよ。