乳がん手術後の胸の美しさを最大限に保つ「OPBCS」に注目

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「確かに乳房を残せるのですが、欠損部分をそのまま縫い合わせるだけでは切除した乳腺のボリューム減少の分、へこみなどができて乳房が変形することがあります。それを避けるために、周囲の乳腺や乳房の外の脂肪組織を移動して、変形を少なくするようにします。『乳房温存オンコプラスティックサージャリー』は、部分切除に加えてこのように周囲組織を動かすことにより、術後の整容性(乳房の美しい見た目)の向上を目指した手術手技です」

 オンコプラスティックサージャリーは、「乳がんを完全に除去するのと同時に、整容性も最大限に保つ手術」を意味する。

「患者さんの胸のサイズや脂肪の量で方法が異なります。スレンダーな方では難しい場合もあります」

■がんもへこみも残さない

 方法としては、大きく分けて2つある。

 1つは、乳房内の組織を用いて修復する「Volume displacement(ボリュームディスプレースメント)」。例えば、乳がんを摘出したあとの欠損部に、乳房の組織を大きく移動させて欠損部を補う、といった方法がある。

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