乳がん手術後の胸の美しさを最大限に保つ「OPBCS」に注目

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 乳房温存療法を受ける場合、まず乳腺科主治医に確認してほしい点がある。①根治性:すなわちがんを確かにコントロール出来るか②整容性:術後の乳房の変形について、の2点だ。

「②については左右差やへこみが目立つかの変形ですが、目立つ可能性があれば乳房温存オンコプラスティックサージャリーを組み合わせ、極端に目立つ場合には全摘・再建の選択もありえます。がんが完全に取り切れ、かつ、きれいな乳房に戻ることは患者さんにとって大切なことです」

 今回取り上げた乳房温存オンコプラスティックサージャリーは、がんの根治+整容性の向上を届けるための幅を大きく広げることが可能であり、今後の普及に期待したいところである。

 乳房再建のうち全摘に伴う人工物再建については認定制度がある。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会(日本乳癌学会と日本形成外科学会の共同により設立された学会)のホームページで、乳房再建実施の認定を受けた医師と病院の一覧が見ることができ、判断基準のひとつになる(https://jopbs.or.jp/medical/doctor/)。

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