“苦情”が後を絶たない矯正歯科治療…後悔しないために知っておくべきこと

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 専門の矯正歯科医を受診していれば、治療を開始する前に正しい知識を得られる可能性が高いが、問題は「専門の矯正歯科医以外」を受診している人が少なくないことだ。

「歯科医は開業する際、『一般歯科』『小児歯科』『口腔外科』『矯正歯科』を自由に標榜できます。矯正歯科の専門的な教育を受けているか、経験があるかは、看板からは判断できません。矯正歯科の専門性を示す認定資格『日本矯正歯科学会認定医』は2830人(2025年11月時点)ですが、矯正歯科を標榜している医院はその約10倍の2万7000医院と言われています」(曽矢猛美院長)

 矯正歯科分野は専門性が高いため、歯科医が上記認定資格を取得するには、大学歯学部または歯科大学卒業後に矯正歯科学講座に5年以上在籍し、改めて矯正歯科学の教育と研修を受けなければならない。

 つまり、一般歯科の歯科医の多くが矯正歯科にも精通しているとは言えないのだ。

■安易な取り組みが失敗例の増加につながっている可能性

 前出の調査結果では、歯科医であればだれでも矯正歯科と標榜できることを全年代の8割が知らなかった。それが、医院選びの間違いにつながっていることは大いに考えられる。従来法と比べて簡単に取り組めそうなマウスピース型矯正装置が登場したことで、矯正歯科の経験がない一般歯科医も、矯正歯科治療に取り組むまでのハードルが下がった。しかし「矯正歯科への安易な取り組みが、失敗例の増加につながっている恐れもある」とのこと。自分が、もしくは子供が矯正歯科治療を考えているなら、念頭に置いておきたい言葉だ。

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