(2)紅茶と緑茶…ポリフェノールの違いは発酵度の違い

公開日: 更新日:

 緑茶は不(完全)発酵、ウーロン茶は半発酵、紅茶は完全発酵で作られる。この発酵度の違いによってポリフェノールの化学構造が変化し、ポリフェノールの種類や量、機能性が変わってくる。

 甲南女子大学医療栄養学部の川畑球一准教授は、緑茶ポリフェノールの機能性と簡単なメカニズムについてこう解説する。

「緑茶のカテキン類は、ポリフェノール共通の抗酸化作用に加えて、身近なところでいうと抗菌作用があります。抗菌ウエットティッシュはカテキン類由来の成分を使っていますし、虫歯予防も報告されています。また抗肥満作用もあり、簡単にいうと体の中の脂肪を代謝するシステムを活性化する作用があります。さらには、エピガロカテキンガレート(EGCG)というカテキン類が、67LRという受容体タンパク質にくっつくことで、抗がん作用や抗アレルギー作用、抗炎症作用などを発揮することが九州大学の研究により明らかにされています」

 細胞膜上に存在する67LRは、細胞外の情報を細胞内に伝えて増殖や移動を制御するタンパク質で、悪性度の高いがん細胞に多く発現し、増殖や浸潤、転移などに関与することが知られている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深