(2)石破政権が急ピッチで進めた「病院船」…1月から運用開始

公開日: 更新日:

 こういった議連の動きに対して、医療界も乗り気になり、日本医師会は病院船の建造に賛成の意向を示しました。原発事故への対応や将来想定される大災害への対応に備え、できるだけ早いうちに造るべきと表明したのです。

 当時の盛り上がりから、導入は時間の問題と期待されていましたが、その後、なかなか具体的な動きがありませんでした。ところが、10年後、多くの人が忘れかけていたところに再び導入が浮上。遅々として進まなかったように見えた病院船が具体化したのです。

 令和3(21)年6月、超党派による議員連盟「災害時医療等船舶利活用推進議員連盟」(加藤勝信会長)が提出した議員立法「災害時等における船舶を活用した医療提供体制の整備の推進に関する法律」が成立、3年後の令和6(24)年6月に施行されました。

 これ以降、病院船導入は急ピッチで進みました。能登半島地震が起きたこともあり、令和7年3月、石破首相(当時)から直々に「令和8年1月までに」体制整備するよう関係省庁に指示があったのです。


 そして、同11月には南海トラフ地震(マグニチュード9)を想定した訓練が神戸港で実施されました。防衛省のPFI(民間と防衛省が共同で運営する)船舶「はくおう」を使い、内閣府や厚労省、自治体、日本赤十字社、DMAT(災害派遣医療チーム)、JMAT(日本医師会災害医療チーム)、船舶関係者ら約70人が参加しました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    「男なら…」ヤクルト1位・村上宗隆を育てた父親の教育観

  3. 3

    社民・福島瑞穂代表と高市首相が35年前に共感しあっていた仰天「濃厚セックス対談」の中身

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  1. 6

    小手先、その場しのぎではもう駄目だ 長期金利急上昇は市場から高市への「退場勧告」

  2. 7

    追い込まれた高市首相ついに補正予算編成表明も…後手後手のくせして無能無策の極み

  3. 8

    佐々木朗希“初物尽くし”2勝目のウラに心境の変化…ドジャース指揮官が「以前との違い」を明かす

  4. 9

    ソフトBモイネロの体たらくに小久保監督イラッ…なぜ“同条件”の巨人マルティネスと差がついた?

  5. 10

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される