著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

「お酒は少量なら脳に良い」は本当なのか…アルコールと認知症リスクの関係

公開日: 更新日:

 アルコールはれっきとした中枢神経に作用する物質です。睡眠薬や抗不安薬、認知症治療薬との相互作用もあり、高齢者では転倒やせん妄のリスクも高まります。「酒は嗜好品だから別枠」と考えるのは危険です。この研究が示しているのは、「飲めば飲むほど悪い」のは確かだが、「飲まなければ飲まないほど良い」とも単純ではない、という現実です。

 認知症を遠ざける近道は、飲酒量を正当化することではなく、節度ある生活習慣を続けること。脳の健康も、日々の積み重ねがものをいうのです。

【連載】クスリ社会を正しく暮らす

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