(17)やっぱりそうなのか…寂しい気持ちで病院を後にした

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「こんにちは。よくいらっしゃいましたね。担当の〇〇です!」

 元気よく挨拶され戸惑っているおかん。ここでようやく普通の入院でないことを察してくれたようだ。同様の挨拶はしばらく続き、担当になる理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどが次々とやってきた。誰が何をしている人なのかおかんはワケがわからなかったと思うが、そのうち慣れてくれるだろう。

 挨拶がひと通り終わり着替えを済ませた頃、先ほどの作業療法士が「簡単なテストをしますからリハビリ室に行きましょう」と声を掛けにきた。おっと、それはぜひ自分も見ておきたい。付き添ってみると長谷川式の認知症テストが用意されていた。

 結論から言うと、おかんはほとんどまともに答えられなかった。最初の年月日を聞かれて戸惑ったのは仕方ない。だってずっと病院に居たのでわからんよね。でも、ここはどこですかの質問にずっと考えていたのはショック。ようやく口にしたのは「施設」だった。その後もことごとくまともに答えられず……。

 点数は30点満点中の12点。20点以下だと認知症の可能性ありなのでおかんは中等度の判定になる。やっぱりそうなのか。寂しい気持ちで病院を後にしたのであった。

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