(17)やっぱりそうなのか…寂しい気持ちで病院を後にした

公開日: 更新日:

「こんにちは。よくいらっしゃいましたね。担当の〇〇です!」

 元気よく挨拶され戸惑っているおかん。ここでようやく普通の入院でないことを察してくれたようだ。同様の挨拶はしばらく続き、担当になる理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどが次々とやってきた。誰が何をしている人なのかおかんはワケがわからなかったと思うが、そのうち慣れてくれるだろう。

 挨拶がひと通り終わり着替えを済ませた頃、先ほどの作業療法士が「簡単なテストをしますからリハビリ室に行きましょう」と声を掛けにきた。おっと、それはぜひ自分も見ておきたい。付き添ってみると長谷川式の認知症テストが用意されていた。

 結論から言うと、おかんはほとんどまともに答えられなかった。最初の年月日を聞かれて戸惑ったのは仕方ない。だってずっと病院に居たのでわからんよね。でも、ここはどこですかの質問にずっと考えていたのはショック。ようやく口にしたのは「施設」だった。その後もことごとくまともに答えられず……。

 点数は30点満点中の12点。20点以下だと認知症の可能性ありなのでおかんは中等度の判定になる。やっぱりそうなのか。寂しい気持ちで病院を後にしたのであった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”