「暑熱順化」と糖尿病の関係…災害級の暑さから身を守るために今できること
■足のケアも忘れずに
では、糖尿病の人が暑熱順化のために、いま何をすればいいのか?
「ポイントは、安全にじんわりと汗をかける体を少しずつつくることです。例えば、入浴は38~40度くらいのお湯に10~15分程度つかるのがいいでしょう。20~30分ほどのウオーキングもおすすめです。ただし、会話ができないほど息が上がる歩き方は避けましょう。いきなり炎天下で始めるのではなく、室内でスクワットなどの運動をしたうえでウオーキングする。糖尿病の人は脱水になりやすいので事前に水分をとること。長めに歩く場合は事前に少量の塩を取りましょう」
ウオーキングは朝、夕の涼しい時間帯に行う。直射日光はできるだけ避ける。坂道や階段を少し入れるのもいい。
「ただし体調には十分気をつけましょう。糖尿病の人は神経障害が進んでいる可能性があり異常に気づくのが遅れることがあります。めまい、異常なだるさ、汗が出ない、動悸、冷や汗、強い空腹感がある場合は中止します。低血糖対策にブドウ糖タブレットか飴を持ちましょう。歩いた後、靴擦れがないか、水ぶくれがないかなど足のケアに気をつけてください。暑熱順化は健康な人なら1~2週間で完了しますが、糖尿病の人は少し長くかかる場合もあります」


















