「暑熱順化」と糖尿病の関係…災害級の暑さから身を守るために今できること

公開日: 更新日:

「問題は、体温より外気温が高くなると、放熱が難しくなり、頼みの綱が発汗になることです。そのため、本格的な夏を迎える前に汗をかく機能を高めることが求められるのです」

 体温が過度に上昇すると体内の化学反応や神経機能が低下し、視床下部の働きも落ちる。すると体温がさらに上がる悪循環に陥り、最終的に全身の制御ができなくなって多臓器不全に至り命に関わることになる。

 とくに気をつけたいのが糖尿病とその予備群の人たちだ。

「糖尿病とその予備群の人は、『熱を感知する』『運ぶ』『逃がす』のすべてが弱いからです。神経障害から汗腺を制御する神経がうまく働かず、汗がしっかり出ないため蒸発冷却が利かなくなりがちです。動脈硬化や神経障害により血管拡張が不十分となり、熱を皮膚まで運ぶことも難しい。さらに高血糖は尿量を増やし脱水を招くことから、汗の材料が足りなくなり、血流も低下します」

 加えて神経障害により皮膚の温度感覚が鈍り、暑いという自覚が遅れて対応が遅れてしまう。それだけ熱中症リスクが高まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  5. 5

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  1. 6

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    永尾柚乃は夏休みも「ヒルナンデス!」レギュラー出演でフル稼働 今や事務所の大看板に

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?