(4)自由診療で注意すべき4点…治療内容や費用が大きく異なる

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 次に、段階的投与を無視しているケースです。副作用を抑えながら最大用量へ近づけていく手順を省いて、最初から2番目以降の容量を投与する事例が報告されています。吐き気、嘔吐、胃腸障害といった副作用が強く出やすくなります。

 さらに、効果を高めると称して複数の薬を組み合わせて処方するケースもあります。承認されていない薬の組み合わせは、副作用のリスクをさらに高めます。

 そして見落とせないのが、治療期間の問題です。自由診療は費用負担が大きく長続きしにくいため、短期間で使用をやめるとリバウンドが起きやすくなります。SNSで「やめたらすぐ太った」という声が絶えないのは、こうした間違った使い方と無関係ではないと思います。

 自由診療を選ぶ場合は、肥満症の診断を適切に行っているか、段階的投与を守っているか、管理栄養士との連携があるかを必ず確認してください。

 費用の安さや手軽さだけで選ぶのは禁物です。高いお金を払ってリスクだけを負う、という結末にならないよう、情報をしっかり集めてほしいと思います。=おわり

▽井内裕之医師 「医療法人社団桜令会 日本橋れいわ内科」理事長。糖尿病・高血圧・総合内科専門医。肥満症治療の医療機関紹介サイト「オビなび」の監修なども行う。

【連載】「肥満症」は治療が必要な病気

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