医療現場で使われる「スマホ」は院内感染の原因になりかねない
スマートフォンやタブレット以外でも、パソコンのキーボードやマウス、腕時計など、医療現場で当たり前に使われている機器も同様です。
もっとも、前述した研究では、スマートフォンの表面をアルコール含有の一般的な除菌シートで定期的に消毒すると、多剤耐性菌は検出されなくなったと報告されています。
院内感染を防ぐためのポイントは、スマートフォンなどの機器は定期的にアルコールを染み込ませたガーゼなどで拭き取りを行い、機器を使用する前後はこまめな手指消毒を徹底することが基本といえるでしょう。
■あらためて「標準予防策」を徹底すべき
新型コロナウイルスのパンデミックの頃は、医療機関では「標準予防策」が重視されていました。感染症のあるなしにかかわらず、すべての患者さんの血液、汗以外の分泌物、排泄物、膿、傷のある皮膚や粘膜、それらが付着した器材を「感染の危険があるもの」とみなして扱う医療機関の基本原則で、厚労省などのガイドラインでは10項目の基本要素が示されています。


















