(24)「やりたいことができない」「自殺したいよ!」…母の言葉にトゲが増えていく

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「アンタたちにお金を任せたのが間違いだった」

「あれから急に態度が変わった」

「情けないよ、もう自殺したい!」

 この“口撃”はかなりきつかった。認知症的被害妄想だろうと聞き流したくても、怒りと落胆する気持ちが交錯する。面会に行くたび精神的に落ち込んだ。時には怒りが抑えられず「もう帰る」とそっぽを向いたことがある。すると、急に悲しそうな顔になり、「ちょっと待って」「まだ話したいことがあるの」などと引き留め、最後は「悪かったよ」と謝ってくる。

 親にこう言わせてしまうことに自己嫌悪。後味の悪さがいつまでも残った。だから、機嫌が直るまで時間をかけ、優しくなだめるしか手がなかった。

 こんなことが続くと、こっちが参ってしまいそうだ。何とか手はないかと病院のソーシャルワーカーに相談すると、「承知しました。病棟スタッフからも気持ちよく移動してもらえるよう、話をしてもらいますね」。

 何か変化があるだろうか。

【連載】シニアな息子と母の介護物語

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