(4)母親の症状が重いと子どものメンタルに影響…HRTが普及しない4つの壁

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 さらに、このプロジェクトでは「ホルモン補充療法(HRT)が日本で普及しない理由には4つ壁がある」と分析しています。

「1つ目は、日本の女性更年期症状がつらくとも、“更年期は我慢するもの”という古い考えが根強く残り、ひとりで思い込み適切な治療機会を逃しています」

 厚労省の調査では、更年期症状を自覚している40歳代、50歳代では受診しない人が8~9割を占めているという結果が出ています。

「2番目が副作用の恐怖の壁です。今から20年以上も前の02年に米国で乳がんリスクが上がるという調査データが出されましたが、現在では否定されています。この誤ったデータで一時は欧米でもHRTが減ったのですが、今は元に戻りつつあります。しかし、日本ではいまだ昔の情報が払拭されておらず、HRTを避ける傾向にあります」

 第3の壁が消極的な医療現場とアクセスの壁です。

「患者さんの声を聞くと医師が思いの外、HRTに消極的であることが分かりました。患者さんがHRTを希望しても適切な治療にたどり着けないこともあります」

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