(4)体の「違和感」を言葉にして、早めに相談する

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 ピンピンコロリを目指すのは、「弱らない」ことではない。誰もが年齢を重ね、体は確実に変化していく。問題は、その変化をどう受け止め、どんな弱り方を選ぶかだ。

 関口由紀医師の臨床現場では、同じ年齢、同じような症状でも、その後の人生が大きく分かれるケースを何度も見てきたという。

 不調を「年のせい」と受け入れ、我慢を続けた人は、生活が静かに縮んでいく。一方で、違和感を言葉にし、早めに相談した人は、多少の弱りを抱えながらも、自分の生活を保ち続けている。

「弱ること自体は避けられません。でも、その過程で“何を選ぶか”は変えられます」

 関口医師はそう話す。医療は、弱った人を元に戻すためだけのものではない。弱り始めた体とどう付き合い、どう生活を守るかの情報提供の場でもある。情報をうまく利用することで老いの質は大きく変わる。

 ここで紹介したいのが、関口医師の最近のエピソードだ。先生は今、「懸垂」に挑戦している。理由は何回できるかを競うためでも、若さを誇るためでもない。「今の自分の体は、どこまで動くのかを知りたかっただけ」と笑う。

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