(4)体の「違和感」を言葉にして、早めに相談する

公開日: 更新日:

 ピンピンコロリを目指すのは、「弱らない」ことではない。誰もが年齢を重ね、体は確実に変化していく。問題は、その変化をどう受け止め、どんな弱り方を選ぶかだ。

 関口由紀医師の臨床現場では、同じ年齢、同じような症状でも、その後の人生が大きく分かれるケースを何度も見てきたという。

 不調を「年のせい」と受け入れ、我慢を続けた人は、生活が静かに縮んでいく。一方で、違和感を言葉にし、早めに相談した人は、多少の弱りを抱えながらも、自分の生活を保ち続けている。

「弱ること自体は避けられません。でも、その過程で“何を選ぶか”は変えられます」

 関口医師はそう話す。医療は、弱った人を元に戻すためだけのものではない。弱り始めた体とどう付き合い、どう生活を守るかの情報提供の場でもある。情報をうまく利用することで老いの質は大きく変わる。

 ここで紹介したいのが、関口医師の最近のエピソードだ。先生は今、「懸垂」に挑戦している。理由は何回できるかを競うためでも、若さを誇るためでもない。「今の自分の体は、どこまで動くのかを知りたかっただけ」と笑う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    Number_i「100億円プロジェクト」始動 矢沢永吉も壁にぶつかった世界進出がいよいよ現実に

  3. 3

    大和ハウスが「新築戸建て住宅」販売を都市圏に集約…もはや地方で売るのが難しくなった背景

  4. 4

    クレイジーケンバンド横山剣さん「五木寛之さんからいただいた歌詞は、すぐにメロディーが思い浮かびました」

  5. 5

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  1. 6

    巨人・戸郷翔征が試合ブチ壊し! 桑田真澄前二軍監督が去り、漂う「万策尽きた感」

  2. 7

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 8

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  4. 9

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  5. 10

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです