(4)体の「違和感」を言葉にして、早めに相談する

公開日: 更新日:

 ピンピンコロリを目指すのは、「弱らない」ことではない。誰もが年齢を重ね、体は確実に変化していく。問題は、その変化をどう受け止め、どんな弱り方を選ぶかだ。

 関口由紀医師の臨床現場では、同じ年齢、同じような症状でも、その後の人生が大きく分かれるケースを何度も見てきたという。

 不調を「年のせい」と受け入れ、我慢を続けた人は、生活が静かに縮んでいく。一方で、違和感を言葉にし、早めに相談した人は、多少の弱りを抱えながらも、自分の生活を保ち続けている。

「弱ること自体は避けられません。でも、その過程で“何を選ぶか”は変えられます」

 関口医師はそう話す。医療は、弱った人を元に戻すためだけのものではない。弱り始めた体とどう付き合い、どう生活を守るかの情報提供の場でもある。情報をうまく利用することで老いの質は大きく変わる。

 ここで紹介したいのが、関口医師の最近のエピソードだ。先生は今、「懸垂」に挑戦している。理由は何回できるかを競うためでも、若さを誇るためでもない。「今の自分の体は、どこまで動くのかを知りたかっただけ」と笑う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る