ED治療の最終手段「陰茎プロステーシス挿入術」とは…ガイドライン作成委員長に聞いた
陰茎プロステーシス挿入術では、ペニスに柔らかい樹脂製のシリンダー、陰嚢内にポンプ、腹部に生理食塩水リザーバーを埋め込む。これらはチューブでつながっており、性行為前にポンプを何度か押す。すると生理食塩水がリザーバーからチューブを通ってシリンダーに移動し、ペニスが勃起する。性行為が終われば、ポンプの収縮ボタンを押しペニスを握る。すると生理食塩水がリザーバーに戻り、ペニスが自然な形に戻る。
「一度埋め込むと、気に入らないから取り除いてくれと言われても簡単にはできません。技術的には可能ですが、その後、勃起できなくなるでしょう。まさに『最終手段』であり、例えば『PDE5阻害薬を毎回服用するのが煩わしいから手術を希望』とか『陰茎海綿体注射で勃起できるけど、毎回の注射は面倒。簡単に勃起できるようになるなら手術を希望』という人には推奨していません。対象者だけでなく、3泊4日という入院期間、治療を行える施設なども、日本性機能学会と日本泌尿器科学会が作成している適正使用指針で厳密に決められています」
ネット上で「日帰りでできる陰茎プロステーシス」と出てくるのは、「ノンインフレータブル」というタイプによるもの。曲げ伸ばしができる棒状の人工物をペニスに埋め込む。常にペニスが膨らんだ状態で、性行為の時は手でまっすぐ伸ばし、普段は折り畳んで下着にしまう。


















