著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

integrity=「徳」が重視される外国の病院…日本と違って腹にためない

公開日: 更新日:

指導医「なるほど。それも調べよう」

 30秒で終わりました。みんな「腹に何か隠し持っている」という雰囲気は全くありません。「発言」「主張」を幼少時からしっかりと訓練されている社会なのでしょう。

 そしてintegrityを重視する教育がなされていると思います。

 日本では集団で話し合おうとしてもみんな口をつぐんでいます。周囲に気を使い、敵をつくらないように、相手を傷つけないように、しどろもどろ、音量も極小で語彙も少ない。それが日本社会の美学なので仕方ありませんが、とにかく発言者が何を言いたいのか、聞いている方は最後まで全然わかりません。

「核燃料廃棄物の廃棄場所にするのはどう……?」という話が南の島に持ち上がったことが報道されています。

 政府の調査を受け入れるだけで自治体は20億円もらえるようです。「核燃料? プルトニウムでしょ!? 半減期2万4000年だよ。住民は逃げ出すし、誰も観光に来なくなるわな」といった、「核物質を忌み嫌う国民の心性」については調査の対象にはなっていないのでしょう。

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