「自分は知らない」と認められる謙虚さは最強の武器になる
ただし、政治・宗教・価値観などの話題では人は謙虚になりにくく、信念を守ろうとして視野が狭まりやすくなるともうたっています。
では、どうすれば「知的謙虚さ」を身につけられるのかということですが、質問に答える前に「自分の知らないこと」を2つリストアップするなど、ちょっとした工夫で謙虚さを高められることが分かっています。ポイントは、いかに自分を俯瞰できるか。先の2つリストアップという方法も、事前に自分を俯瞰するクセを身に付けるというテクニックです。
また、この研究の共同著者の一人であるウォータールー大学のグロスマンらは、被験者を「あえて第三者の視点」で1カ月日記を書くグループと、「自分の視点(自分に没入した視点)」で1カ月日記を書くグループの2つに分けるという実験を行っているのですが、前者の方が知的謙虚さに大きくポジティブな向上を示したと報告しています。
このように、トラブルや意見の食い違いを振り返る際も、自分の目線ではなく「自分たちを遠くから見ている第三者の目線」で思い出すだけで、自分の思い込みや感情的な反応から一歩引くことができ、知的謙虚さを高められるようになります。


















