「健康診断で異常なし」でも安心できない? 脂肪・筋肉・栄養不足…AIと尿検査でどこまでわかる?
食生活を改善すれば、どのくらいで数値に変化が?
毎日の食生活を見直す手がかりになるのが、尿を使った検査だ。ヘルスケアシステムズの「カラダのものさしU」は、1回の採尿で最大7項目を組み合わせて調べられるサービス。一般的な健康診断の尿検査が病気の早期発見などを目的とするのに対し、日々の生活習慣を数値で確認することを目的としている。
同社の広報担当者の野村さんは、40~60代に特に役立つ項目として、減塩検定「シオチェック+」と、たんぱく質充足検査「フレミーチェック」を挙げる。
「シオチェック+では推定塩分摂取量や野菜摂取量、ナトリウムとカリウムの比率が分かります。フレミーチェックでは、将来のフレイル(虚弱)にも関係する、推定たんぱく質摂取量を調べられます」
検査結果には、塩分をどのくらい減らすべきか、野菜やたんぱく質をどれくらい取ればよいかといった具体的な改善策や、おすすめのメニューも示される。
例えば、野菜不足が分かれば食事に小鉢を追加する、たんぱく質が足りなければ肉や魚、大豆製品などを意識して取るといった具合だ。
では、食生活を改善すれば、どのくらいで数値に変化が表れるのか。
「個人差はありますが、シオチェック+は直近3~4日間、フレミーチェックは直近約1週間の食事習慣を反映します。検査にもよりますが、生活習慣を改善してから数日~1カ月程度で数値に変化が表れる可能性があります」
同社では、季節によって食生活が変わることから、3カ月ごとの定期的なチェックを推奨している。
利用者は50代が約半数を占め、女性が7割以上。自分の生活習慣のどこを改善すればよいのか知りたいという人が多いという。
ただし、尿検査の結果は薬やサプリメントの影響を受けることもある。また、病気の診断を目的とした検査ではないため、体調不良や痛みなどがある場合は、結果にかかわらず医療機関を受診する必要がある。
健康診断に加え、自分の体の状態や生活習慣を把握することも、健康管理の一つの方法といえそうだ。
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