新オープン「にくがとうヒルズ」会員制の秘密部屋に潜入
六本木ヒルズ森タワー5階「にくがとう六本木ヒルズ店」は、門前にある「肉」とかたどられたオブジェ「肉のなる木」が特徴的です。赤身肉専門をうたい、和牛生産者との関係を密にして仕入れをしている「にくがとう」の新店(9月13日オープン)。しかも会員制の部屋に潜入してきました。
秘密の扉を開けて部屋に入ると、スターターは「和牛のローストタルタルキャビア」です。タルタルの中にブルーチーズが入っていて、タルタル、キャビア、ブルーチーズの新食感。チーズに合う日本酒とのペアリングでうま味が増します。雲丹のうま味がたっぷりの同店新名物「雲丹の押し寿司」、「肉の刺身の盛り合わせ」(ツラミ・ハツ・ハチノス・上ミノ)と続き、「特製昆布のコムタンスープ たん下しゃぶしゃぶ」はタンにコムタンスープが絡んでうまさ倍増です。
なんと、ここまでが前菜で、“肉ちゃん”と呼ばれる店主の肉変態コースに、いやが上にも期待しか高まりません。
続いて焼き物。「厚切りタンと納豆昆布」「ハツとタスマニア産粒マスタード」「上ハラミ トリュフ塩添え」と続きます。驚いたのは、納豆昆布を組み合わせる食べ方。タンに塩昆布を合わせる店はありますが、納豆昆布は噛めば噛むほど粘り気が増して、まさに糸を引くおいしさなのです。ハツと合わせる粒マスタードは、ほんのり甘さを感じさせるので蜂蜜入りなのでしょう、ペアリングは強めの酸でシャープになる「山本朝日」です。