時代を超えた名古屋「大甚」の異空間…広い土間、古い大きなテーブル、小皿に盛られた肴

公開日: 更新日:

 連載100回目というわけではないが、ぜひご登場願いたい店がある。100年酒場としておそらくそこは全国の居酒屋好きにとっては聖地のような店であり、かの太田和彦氏が日本一の居酒屋と太鼓判を押した店。それは伏見の「大甚本店」である。

 創業1907年。昭和からさかのぼり大正を超えて明治40年。昭和レトロとかなんとかいって老舗然としている酒場がひれ伏すであろう本物の老舗居酒屋である。大甚本店は広小路通と伏見通が交差する角にあり場所としてはわかりやすい。

 が、入り口はともすれば見落としてしまうほど小さい。そこには白地に大きな墨文字で「酒」、左下に小さく「大甚」とだけ書かれた暖簾がかかっている(日によっては濃紺の下地に白抜きで「酒」もある)。この堂々とした暖簾を見落とすものはいない。いたとしたらソヤツは酒を飲む資格がない、といってもいい過ぎではない。この暖簾の前に立つと「よし、飲むぞ!」という気にさせるから不思議だ。えっ、どこの店の暖簾でもそうだろうって? ま、確かに。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  5. 5

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  1. 6

    セクシー女優・藤咲まいが「台湾売春」で逮捕 高額ギャラの裏側にある“ホスト沼”の存在

  2. 7

    「ベンチ裏で泣いた」佐々木朗希に囁かれたメジャー適応力への不安…野茂英雄との決定的な違い

  3. 8

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    高市首相の閉鎖ブログに残された「不都合な真実」…国会で大見得《過去に週刊誌を訴えた》は虚偽なのか?