著者のコラム一覧
白石 あづさライター&フォトグラファー

会社を辞め3年にわたる世界旅行へ。訪ねた国は100カ国以上。著書に「逃げ続けたら世界一周していました」(岩波書店)、「中央アジア紀行 ぐるり5か国60日」(辰巳出版)、「尾畠春夫のことば」「佐々井秀嶺、インドに笑う」(ともに文芸春秋)ほか。

(3)「夜逃げ旅リスト」を作って心の避難場所を増やそう

公開日: 更新日:

■お腹が空いたらどこの家出も食べていい?

 彼らは目が細く平らな私の顔に一瞬、ギョッ!とのけぞるも、お茶を注いでくれ、ご飯も出て、さあ食え、と!

 聞けばイスラム教徒なら誰でも兄弟姉妹だから、お腹がすけばもてなしてくれるそう。「私は仏教徒」と自己申告しましたが、「旅人には親切に、という戒律があるから」と平然とご飯をよそうのです。私が「日本にそういう習慣はないよ」と首を振ると、お兄さんも家の人たちからも「えー!? じゃあ日本でレストランもなくてお金もない時に、お腹がすいたらどうするの?」とドン引きされてしまいました。

 イスラム教の国ならどこも同じではありませんが、私はずっとスーダンは治安も悪く人々は無力で気の毒な国だと思いこんでいました。けれど、貧しくても他教徒でも快く助ける人々が暮らす国だと知って反省しました。

 見どころは少ない国ですが、出会いが積み重なり好きになりました。反対に世界には、観光地は有名で素晴らしいけれど、「2度目はないな」と思う国もありました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  2. 7

    高市首相に疑惑炸裂で「茂木新総裁」が急浮上 キングメーカー麻生太郎氏とも関係良好、経験値の高さも折り紙付き

  3. 8

    トンチキアイドル枠独占のM!LKが“ポスト嵐”に急浮上! イケメンからインテリまで幅広く

  4. 9

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  5. 10

    紙切れ一枚でクビに…怒りに任せて野球用具すべてを詰め込んだバッグごと、ゴミ箱にぶん投げて球場を後にした