西新橋「大吉田」で秋田の地酒をやりながらの秋田おでん、秋田蕎麦は「サイコ~」
「おでんもおいしいから食べて」
が、何と言っても蕎麦がいい。大吉田は秋田発祥の弥助そば直営店。アタシは蕎麦にはうるさくないが、こういう田舎風蕎麦が好きである。冷たい田舎蕎麦を肴に湯飲みのような大きなぐい飲みで冷や酒をやる。いいね。蕎麦だけでは物足りない御仁には黒板の肴がオススメだ。アタシは生カキと白子天(各220円)を追加。これが一人客にはちょうどいい量で、ついつい頼んでしまう。
「おでんもおいしいから食べて」
タコちゃんのススメに断れない還暦男。きりたんぽの具が入っている巾着や車麩(各220円)など、東京では珍しい秋田おでんだ。合わせるのは秋田の地酒千歳盛(385円)。サイコ~。ふと時計を見ると、まだ午後4時過ぎ。だが、早飲み組が続々入ってくる。そろそろ蕎麦で締めることに。
温かいたぬきの月見を頼むと、なんと卵が2つ(715円)。タコちゃんのサービスかと思いきや、これが普通だと。スタミナつけて新橋で寄り道か。昔はシブい大人の街だった虎ノ門。今ではそんな風情もどこへやら。昭和の象徴、霞が関ビルも巨大ビルの中では安普請のアパートみたいと言ったらいい過ぎか。そんな虎ノ門に背を向けて新橋に戻る還暦男であった。(藤井優)
○そば処大吉田 港区西新橋1-9-8

















