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森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

3メガバンクが揃って過去最高益へ…「金利ある世界」になったことで状況が一変

公開日: 更新日:

「3メガバンクは26年3月期通期で金利上昇による収益押し上げ効果を合計で約6400億円と見込んでいる」(市場関係者)

■国内のみならず海外へも

 さらに、今秋にも日銀が政策金利を引き上げるのではないかとの見方もある。仮に政策金利が現状の0.5%から0.75%に引き上げられれば、収益押し上げ効果はさらに計4000億円とみられている。

 3メガバンクによる「規模の利益」を追求する戦略は、国内のみならず海外へも及ぶ。

「海外での金融機関の買収を視野に入れている。特にアジアでのM&Aは中心テーマとなっている」(メガバンク幹部)という。「買収を通じて、ROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)の両面で収益力強化を図る」(同)というわけだ。

 純利益1兆円の先には、買収戦略が見据えられている。

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