東京・築地、150~210メートルが7棟 新たな街は摩天楼
地区の真ん中に5万人収容の大規模スタジアム
「まちづくりの中核となる大規模スタジアムを地区の真ん中に、残りの8棟を隣接する浜離宮恩賜庭園からの視点にも配慮しながら地区特性に沿って配置します。このエリアから新大橋通りを挟んで向かいには、国立がん研究センターがあるので、ライフサイエンス・商業複合棟を設け、浜離宮に面する部分は庭園の緑につらなるように緑のプロムナードで歩行者空間を形成しつつ、オフィス・レジデンス棟、レジデンス棟、2つのホテル棟を配置する計画です。隅田川沿いは水辺のプロムナードを十分確保。エリアの広域交通結節点として川沿いの船着き場とのつながりで舟運・シアターホール複合棟を配置し、国際会議などが開けるMICE・ホテル・レジデンス棟も建てる方針で、舟運・シアターホール複合棟の奥にオフィス棟が建つ計画となっています」(舩橋氏)
9棟の最高の高さは、大規模スタジアムが40~110メートル、舟運・シアターホール複合棟が約50メートル、残り7棟は約150~210メートルの高層ビルになる計画。築地市場の跡地は、複合用途の高層棟を含む新たなまちへ生まれ変わろうとしている。そのイメージは、摩天楼か。
こうした整備方針の大枠を踏まえ、事業者としての具体的な計画はどうなっているのか。代表企業の三井不動産に聞いてみた。
「築地地区では、『ONE PARK×ONE TOWN』の考え方のもと、隅田川や浜離宮恩賜庭園と一体となる水と緑の空間づくりと、銀座、築地場外市場、新橋・汐留、周辺医療施設等との連携による都市活動の創出を両立させることを目指しています。現在は、基本計画を踏まえ、東京都、中央区、関係機関等との協議や詳細検討を進めている段階です。安全で快適な回遊性、周辺地域との接続、街区全体の一体的な管理・運営を重視しながら、都民や来街者に開かれたまちづくりを進めてまいります」(広報担当者)
新大橋通りや築地場外市場など周辺施設とつながる部分は人工地盤で底上げしてデッキを設置。再開発エリア内の1階はエリア外より少し高くすることで、デッキを通じて人が出入りする。車は地盤レベルを通行させることとし、出入り口を限定して、進入と退出を明確に分けるように地区内の通路を整備。歩車分離をしっかり行うという。


















