東京・築地、150~210メートルが7棟 新たな街は摩天楼
開業後は混雑必至。その対策は3つ
基本計画では、災害時に鉄道や道路が不通になっても活用できる防災船着き場を設ける予定で、次世代モビリティーの活用として、空飛ぶクルマのポートやヘリポートなどの整備もうたわれている。この点についてはどうか。
「基本計画では、地下鉄新駅、バス・タクシー、舟運、次世代モビリティー、空飛ぶクルマやヘリポートなどをつなぐ広域交通結節点の形成を目指しています。具体的な施設仕様や導入時期は、今後の詳細検討や行政協議を踏まえて整理していく段階です。舟運については、当社としても日本橋-豊洲間のフル電動旅客船『Nihonbashi e-LINER』などを通じ、水辺の移動体験の可能性を広げています」(前出の広報担当者)
大規模スタジアムを含む7棟が開業する「まちびらき1期」の開業時期は2030年代前半となっている。開業するとかなりの人が働き、多くの観光客が訪れ、住民も含めて周辺や駅が大混雑しそうだが、舩橋氏はこう言った。
「混雑対策としては、3つの視点で検討しています。築地周辺には、東京メトロ築地駅、都営大江戸線築地市場駅のほか、銀座や汐留、新橋なども決して遠くはなく、歩いていけるため、誘導員の配置や案内表示などで特定のエリアや駅などへの集中を防ぐのが1つ。2つ目はピーク時間の分散で、イベント終了後などに飲食店の利用を促進してエリア外への退出の分散を図るものです。そして3つ目は、鉄道以外の交通機関の利用促進で、シャトルバスの運行や次世代技術の導入なども検討されています」
10年たてば、次世代モビリティーのいくつかは実用化されているかもしれない。そのとき、生まれ変わった築地はどうなっているのか。興味が尽きない。


















