有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

 30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし、取材・執筆活動中。「カルロス・ゴーン『経営神話』の自壊」(「月刊現代」2004年9月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号=最終号)などを執筆。ゴーン会長の欺瞞性を鋭い筆致でえぐり出した。この仕事ぶりが、今、再び脚光を浴びている。

森永製菓<上>安倍昭恵夫人のルーツに“創業パートナーの絆”

公開日:

 安倍晋三首相夫人の安倍昭恵は政局の陰の主役である。森友学園「瑞穂の国記念小学院」名誉校長だった。安倍昭恵という存在が財務官僚の忖度を引き起こし、安倍1強体制を揺るがしているとの指摘がある。

 さしずめ平成の終焉を告げる「傾国の美女」といったところか。

 奔放な行動で政治家や官僚を翻弄する安倍昭恵は森永製菓の創業家の一族である。

「菓子王」と称えられた森永製菓の創業者・森永太一郎は、キリスト教の布教活動のために洋菓子作りを天職と定めた伝道師だった。1865(慶応元)年、肥前(現・佐賀県)の伊万里の生まれ。九谷焼を輸出する店の店員となり、24歳のとき、九谷焼を売り込むため単身で渡米したことが人生の転機となった。

 信心深い老夫婦に導かれてキリスト教に出合い洗礼を受けた。そして伝道を決意する。自分で働いて伝道の資金を得る聖パウロの行為に感銘を受けた太一郎は天職として、日本ではまだ誰も手掛けた者がいない洋菓子の製造を思いつく。パン屋の下職やキャンディー工場で、睡眠を3時間しかとらず働き続けパンやケーキの作り方を身につけた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  2. 2

    外国人技能実習生「怪死」にチラつく“反社会的勢力”の影

  3. 3

    志村けんの「酒・カネ・オンナ」68歳の優雅な独身貴族生活

  4. 4

    難役を次々好演…林遣都は主役を光らせる最高の助演男優

  5. 5

    ゴーン後継トヨタ副社長も ルノーが西川社長を追放する日

  6. 6

    キンプリ早くも「嫌いなジャニーズ」に…なぜアンチ多い?

  7. 7

    13勝左腕ガルシアと破談…怒り心頭の中日が疑う“巨人の影”

  8. 8

    長谷川博己と破局報道 鈴木京香「もう育てきった」の真意

  9. 9

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  10. 10

    5分の1まで暴落のビットコイン 今こそ買い時か完全崩壊か

もっと見る