溝口敦
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溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

不正入学が「見返り」ならば国税庁長官就任も同じだろう

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 文部科学省の前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)が4日、東京地検特捜部に受託収賄容疑で逮捕された。

 佐野容疑者は去年5月、同省の官房長だったとき、東京医科大学の臼井正彦理事長(77)から請託を受け、その後、同大は「私立大学研究ブランディング事業」の一校に選ばれ、助成金3500万円が支払われた。

 見返りに佐野容疑者は臼井理事長や鈴木衛学長(69)を通じて今年2月の同大の一般入試を受験した自分の息子の成績にゲタを履かせ、不正に合格させてもらったとされる。

 いくらわが子がかわいいとはいえ、文科省の官僚が後進国並みのわかりやすすぎる収賄に手を染めたものである。教育の根幹をつかさどる文科官僚が絶対やってはならない犯罪だろう。

 しかし、これで改めてわからなくなるのは、「森友問題、加計学園問題では、なぜ縄付きの官僚や議員を出さないのか」という疑問である。やったことの基本は文科省の前局長・佐野容疑者と同様、受託収賄ではないのか。

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