箱根駅伝V候補の東洋大 選手集めの“極意”は進路サポート

公開日: 更新日:

 スポーツでの躍進ぶりは、単に有力選手を囲い込んでいるだけではなさそうだ。今や大学スポーツ界では強豪の一角を成す東洋大である。

 12日は、来年1月の箱根駅伝で優勝候補に挙げられる長距離部門の壮行会が在校生ら1700人を集めて行われた。今大会はエースで双子の設楽兄弟(啓太、悠太=4年)を筆頭にスピードランナーを擁しているだけに、酒井俊幸監督は「今年は1万メートルの上位10人の平均タイム(28分35秒5)でナンバーワン。険しい箱根路をトップでかけ抜けたい」と2年ぶりの総合優勝を誓った。

 同大学は「山の神」といわれた柏原竜二(現富士通)ら多くの長距離走者を輩出している。陸上部以外でも、現在はロンドン五輪男子400メートル個人メドレー銀メダリストの萩野公介(1年)が在籍し、来春には陸上男子100メートルで日本歴代2位の記録(10秒01)を持つ桐生祥秀が入学する。サッカーや駅伝などで女子の強化にも力を入れている。

 ここ数年における運動部の躍進はめざましい限りだが、毎年スポーツバカを世に送り出しているわけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」