GL2戦終えて3分5敗…懸念されるW杯「アジア枠」削減

公開日: 更新日:

 韓国がアルジェリアに2-4で惨敗したのを見て、日本サッカー協会名誉会長の小倉純二氏が苦々しい顔をしているのを想像した。

 国際サッカー連盟(FIFA)理事を務めていた小倉氏は、長らく日本サッカー界の顔であった。彼によると、FIFA理事会で最も論議が白熱するのは、W杯出場枠に関してであるという。

「W杯は1カ月で行うので、出場国を今の32以上に増やすことは不可能。いつも揉めるのは、出場枠の割り振り」

 たとえばオセアニア連盟の悲願は今も昔も「1枠」を確保することだった。オセアニアは北中米・カリブ海4位とプレーオフを戦わなければならない。本来オセアニア連盟に所属するはずのオーストラリアが、アジアに転籍したのは、そうした理由があったからだ。オセアニア連盟代表の必死な姿を見たアフリカの理事から「南米から譲ればどうか」という声が出たことがあるという。この14年ブラジル大会の場合では開催国の枠があるため、加盟10カ国中6カ国が参加している。すると南米選出の理事たちが顔色を変えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景