イラン代表ケイロス監督激白「日本リスペクトしているが…」
日本代表は13日、イラン代表と敵地テヘランでテストマッチを行う(日本時間午後10時30分開始)。現地取材中のサッカージャーナリスト・元川悦子氏が12日、元J1名古屋監督で11年4月からイラン代表で采配を振っているケイロス監督(62)を直撃した。
――日本のキープレーヤーは誰でしょうか?
「言うまでもない。ホンダとカガワだ。でも、我々は個々の選手に注意を払うのではなく、日本代表というチームに目を向ける必要がある。(今回は)近年の日本サッカーの飛躍を学ぶ機会だと思っている。だが、日本をリスペクトしているからといって、試合に勝たせるわけにはいかない」
――指揮を執った名古屋でMF本田、DF吉田がプレーしていました。
「(それは)もちろん知っている。でもワタシが(96~97年に)監督だった時、彼らはまだ子どもだった(笑い)。それにしても、あの時代に欧州でプレーしていた日本人は1人。ナカタ(中田英寿)だけだ。しかし、今では日本代表の大半が欧州に渡ってプレーしている。日本人はクオリティーが高く、国際経験も豊富だ。過去のW杯でファンタスティックな結果を残し、今はアジア地域ナンバーワンの国だと思っている。日本は本当に大きく変わった。こうやって女性記者がイランの練習を取材するようになった(笑い)。ともあれ偉大な国・日本相手に我々が勝利した場合、イランサッカーはまた一歩、前進したと言えるだろう」