Vの李知姫も罰則? ローカルルール改善しないLPGAの怠慢

公開日: 更新日:

 しかし、LPGAはサブグリーンをスルーザ・グリーンとするローカルルールを採用して、そのまま打たせているのだ。

 ルール研究家のマイク青木氏は「日本のゴルフ界は、長きにわたってあるがままの状態でプレーするよう強要してきたのです」と、こう続ける。

「本来、ローカルルールとは規範にのっとったものであるべきもので、ゼネラルルールから逸脱したものは認められません。サブグリーンがスルーザ・グリーンというのはゼネラルルールに反して制定された、ローカルルールです。規則25-3bがルールブックに正式に採用されたのは1952年であり、半世紀以上の歴史があります。きっかけは米国では冬になるとグリーンを休ませるため、フェアウエーにテンポラリー(臨時)グリーンを設け、メーングリーンの修復にあてていました。ところが、プレーヤーがボールを曲げ、本来のグリーンにオンすることがある。そのまま打ってしまうとグリーンが傷ついてしまうことから、USGAがルール総本山のR&Aに要請して、ルールとして制定されたのです」

「正しいグリーン」は1つしかなく、ポールが立てられたプレー中のホールのみ。それ以外の隣のホールのグリーン、サブグリーン、練習グリーンはすべて「間違ったグリーン」なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終