Vの李知姫も罰則? ローカルルール改善しないLPGAの怠慢

公開日: 更新日:

■これでは世界から笑われる

 数年前からJGA主催の日本オープン、日本女子オープンではサブグリーンから無罰でドロップして救済されるようになったが、LPGAは従来のJGA指導の通り打たせるという、世界では考えられないダブルスタンダードが日本では依然として続いている。

「いまだにこのローカルルールを改善しようとしないのはゴルフのルールを冒涜するようなもので、だから世界の笑い者になっているのです。欧米では、『ゴルフルール通りにやらなければゴルフではない』という考えです。こんなローカルルールがまかり通っていれば、プロゴルファーだって混乱します。だいたいグリーンからアイアンでアプローチする練習なんて、芝が傷つくからできないわけです。そんなことをしたらコース関係者は激怒しますよ。練習もできず、グリーンを傷つけるショットを本番でやらせるなんておかしな話です」(前出のマイク青木氏)

 そもそもこのルールの恩恵を一番受けるのは、2グリーンのゴルフ場が多い日本に他ならない。


 過去には米ツアーとの共催大会ミズノクラシックで宮里藍(30)がサブグリーンからあるがままの状態でプレーして2罰打を受けたことがある。

 ようするに、日本の女子プロが海外の大会に出場した時にルール違反を犯す可能性が高いわけだ。こんな大会をLPGAが開催しているから、日本人プロはいつまでたっても世界レベルに達しないといえるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」