金庚泰も惑わされた ライン上にかかる“自分の影”の対処法

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【東建ホームメイトカップ】

 首位を走っていた金庚泰が15番パー4で絶好のバーディーチャンスを外した。2メートルを決められず、「あれっ?」という顔をしたが、テレビ解説の丸山茂樹は「ライン上の影が気になって(イメージした)ラインが消える」と言えば、石川遼は「信じきれなくなる」とプロ心理を紹介した。

 金は自分の影に惑わされたが、アマチュアはどうしたらいいのか?

 パットの名手として知られる田原紘プロがこうアドバイスする。

「短いパットですらライン上の影はストロークに悪影響を及ぼす。リズムが速くなったり、遅くなったりと症状は人それぞれ違いますが、影を気にするなと言っても無理です。体を止めてパットしても、肩や手が動いているのが影でわかる。すると“あれっ”と不安になって乱れるのです。ライン上に影がかかる時は、まずアドレスして、ボールの近くで影のない所に目印を見つける。そして影の先のカップではなく、目印に集中して打ち出してやるだけです」

 田原プロによると、パットだけでなく、ショットやアプローチでも自分の影でミスするアマチュアが多いと指摘する。

「プロはラウンド中に太陽を背にして、自分の影がどのように動くかを普段からチェックしながら素振り練習をしています。影がどのように動くかを理解していれば、スイング中の動揺も減ります」

 チャンスを逃さないためにも、自分の影との付き合いが大事だ。

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