また韓国勢上位独占 国内女子プロは「外国人枠」の転換期

公開日: 更新日:

 大会3連覇を逃したボミは11年から日本ツアーに参戦し、137試合目で生涯獲得賞金6億円を突破した。これは同ランク15位になる。ちなみに申は約4億6000万円(ランク31位)であり、キムは2年目ですでに9360万円(34試合)を稼ぎ1億円の大台も目前だ。

 また生涯獲得トップ10には3位李知姫(約9億7000万円)、4位全美貞(約9億1400万円)、8位アン・ソンジュ(約7億4000万円)と韓国現役プロがぞろぞろいる。スポンサー企業が用意した賞金を韓国人プロがかっさらっている現状がよくわかる。評論家の早瀬利之氏がこう言う。

「韓国人プロの優勝はもう見飽きました。日本女子プロゴルフ協会も、そろそろなんらかの規制を設ける時期にきているのではないでしょうか。日本ツアーである以上、日本人プロの出場が優先されるべきです。それなのに韓国など外国人に出場枠を与えたばかりに、日本人プロの出場機会が減り、勝つのは韓国人プロばかりでは、なんのための日本ツアーなのかわからない。例えば、国別に1カ国5人までと枠を設ければいい。何も米女子ツアーでは過去に例がないとか、気にする必要はない。日本独自のルールでやればいい。もし不満があるのなら、米ツアーに行けばいいのです。とにかく早急にシステムを変えるべきです」

 システムを変えたからと、日本人女子プロの実力が急に上がるわけはないだろうが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗