剛速球がアダ? シリーズの命運握る“大谷後”のハム先発陣

公開日: 更新日:

 剛速球が「諸刃の剣」となるかもしれない。

 日本ハムの鍵を握るのはやはり、最速165キロを誇る大谷翔平(22)だ。今シリーズは初戦を含めた2度の先発が予想されるだけに、広島は大谷対策に時間を割いた。打撃練習ではピッチングマシンを高さ20センチの台に乗せて角度をつけ、さらに1メートル手前に置くなど、165キロ打ちに注力した。

 大谷がそれを跳ね返し、ピシャリと抑えれば言うことはないが、大谷が剛速球を投げれば投げるほど、2戦目以降の先発陣を泣かせることになるというデータがある。

 今季20試合に先発した大谷の登板日翌日の先発投手の成績を見ると、その防御率は4.50。昨季も同じケースで4.70と打ち込まれているのだ。

 今シリーズで大谷の後に投げるのは有原か増井といわれている。ともに速球を武器にする本格派右腕だが、球速と球威は大谷より落ちる。たとえ初戦で大谷が抑えたとしても、2戦目以降は剛速球に目が慣れた広島打線を利することになる可能性があるわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情